かれこれ7年前にもなろうか・・・たまに腰痛で来院の美容師E氏
何度も鼻をかんでいる
「風邪ですか?」
「蓄膿症で困っています」
「よく手を使って、肩も凝るでしょう・・・頭の熱ですよ」
「え?・・??」
「鼻が悪くなるのも肩こりや体力が落ち、風邪とかで頭に熱がこもりなります」
「そ・そうですか・・・・?」
「頭にお灸をしてみましょう」
「あ~なんか鼻が通って来ます」
1度のお灸で・・その後2~3ヶ月は楽だったそうだ
かのE氏“鍼は痛み止め”との考えから進歩することは無く
疲れは“働き者の勲章”といった具合
何年振りか・・忘れた頃・・・奥さんに
「ご主人はお元気出すか」
「癌がアチコチ転移していて手術も出来ないようで」
「良くなればいいですね」
「今から鍼で何とかなりますか?」
「普段から免疫を上げるために“予防のハリ”は効果があると思いますが」
「・・・・・・・・」
「しっかりお灸をして癌を縮小させ・・手術といった方法もあります」
「仕事も有りますし・・・1ヶ月に1度で効きますかね?」
ここまできて1ヶ月に一度で効くことは無い・・・金銭的に問題は無い。
命を失ってからも仕事をするるのだろうか