解離発作に対し前回は対応出来たとは言えない
疼痛部位は不定で治療中も様々な症状が出現
先日も仕事中に発作があったらしく同僚の看護師らに2日間拘束され
死人のように疲れきった表情で来院・・・・脈は細く触れぬ位に弱い
嘔吐も可なり激しく、食事を取っていない様子・・寝ていないのだろう
過度の心労とストレスにより心脾を損傷しための心神失養と診る
“肝気鬱結による鬱証”となったのだろうか
私の治療方針が定まらないのを敏感に察知するように
強い嘔吐感と種々の疼痛部位は中々安定しなかった
先日は“虚証”として疲労を取ることに気を取られ
“気”を補ったため“虚証”から“実証”になり混乱した
それを教訓に今回は先ず脈を良く診・・・治療も変えた
今回:舌苔は薄賦で脈は弦・・・・やはり本当は“実証”だったようだ
嘔吐感も余り酷くなかったこともあり比較的順調に終わる
ようやく・・・光が出てきた
このタイプの解離障害に慣れていないとは自分への言い訳に過ぎない