立山中腹から来てくれていたHさん。
「目が暗くてよく見えません。」
「どんな風に?」
「すごく暗いんです。」
多分、脳梗塞前兆。
「じゃ、チョット診せてください。」
いつもどうりの、私の治療をして・・・・・
「どう今は?」
「あ、見える。」
「普通どうりに?」
じゃ、余計悪い。脳梗塞の治療をしたのだから。・・・
「脳外科へ行って検査して下さい。」
しかし、意味が解からず眼科へ・・・・・
数日後
「目の奥の血管を焼く手術をすれば治るって・・・」
「いやHさん、それも、して良いですから、脳外科も行って検査して下さい。」
何回か、はり治療をすれば、眼科の治療よりは、良いだろう。しかし、あんなに遠方からでは来れないだろう。
「???」
何で?といった感じ・・・
「じゃ今はちゃんと見えるの?」
「やっぱり暗いです。」
「そうでしょう。じゃ、もう一度治療しますね。」
一通り治療をして・・・
「よく見えるようになりました。」
結局、脳外科へは、次回も行かなかった。・・・うちは何の機械も無いからな・・・・
その後ぷっつりと、来なくなってしまった。心配になって電話をすると・・・ご主人が・・・
「今いません。」
「前回、脳外科も行って検査して下さい。と言っていたんですが・・・・」
「脳梗塞で入院しています。」
あんなに言っていたのに。ご主人の話では、眼科では、4回同じ処置をして・・・不変・・・ある日、突然麻痺が、起こり入院したとの事。
「こんにちは。」
「あ、Hさん体はどうですか?」
「退院したけど余り良くなくって・・・・」
仕方が無い。発病してしまってからでは・・・治療も大変だ。その後・・・・不自由な体では、此方までは来れず・・・・診ていない。