当院の新しい助手のHさん勤めてまだ1ヶ月位なのだが・・ちょくちょく腰痛を訴える。
大腿部への神経痛も有り、身長が170位有るためか姿勢も悪いのだろう・・でもそれだけでは・・・
よく聴いてみると、若いときに内膜症で・・血液のたまった部分が破裂して緊急手術をしたとか
「フムフム、それでよく腰が痛くなるのかな?」
「はい最初はなんだか分からない内に“子宮を取る”とかまで言われて・・・」
「そりゃ大変だった」
「そうでしょうそれ以来生理のときはひどい腰痛で・・もう治らないのでしょうか?」
「でも僕が治療するとすぐ良くなるでしょう」
「はい不思議です。」
内膜症と彼女の腰痛の因果関係は不明だが・・・
「あなたの様な人は大抵骨盤より腰の骨が前に飛び出している。姿勢を治したほうがいいですね」
「そんなの関係有るんですか?」
「骨盤内の血管は腰の神経が支配するから腰が悪いと鬱血しやすい。まして生理のときは当然でしょう」
「ああ!!それで先生に腰の骨を治してもらうとスッと良くなるんですね」
「あなたは整体の勉強をしていたそうだけど習わなかったの?」
「全然!!」
新聞で整体師養成等とよく募集しているが・・無資格業者だし・・・数ヶ月で解剖や病理、生理学が分かるわけも無く・・・