この寒くなる、季節の変わり目、天の声が聞こえる人が増えてくる時期・・以前患っていたNさんが予防にやってきた
「先生、先週はひどかったですけど・・今日は予防に来ました、飲み会もありますし・・・」
脈を見せてもらいながら・・・
「Nさん飲み会は無理です。最初の発作の時も酒の飲みすぎが有りましたね!!」
「でもひどくありません!!」
自分の症状は認めたくないものだ
「自分で脈を図って御覧なさい100はあるでしょう?」
「・・・・・・・」
「交感神経の過緊張ですね。いつ発作が起きるか分かりませんよ・・天の声は聞きたいですか?」
「ぜ、絶対嫌です。治してください。」
「では言う事を聞きますか?又泣きながらベットの周りをぐるぐる回るのは嫌ですよ」
「僕も絶対嫌です。飲み会はやめます。」
「でも余りひどくないんです。」
「先週よりはひどくないかもしれないが・・本当はいくらか不安感は有るんでしょう?」
「ハイ。予防に安定剤はいつも持っています」
「僕が主治医なら、なんとも無くても朝晩に服用を勧めますが・・・」
「はい、何とか治してください」
治療が終わり脈も収まり・・・その後、天の声は無かったらしい