半年前の医師の同意書をやっと持って・・久しぶりにやってきたYさん。遠方からの通院も嫌だし・・安くて良い所は無いか?と(医師の同意書が無ければ保険適用は無理なのだ)・・・・偶然会社の女の子が捻挫
「Yさん針に行ってるて・・言ってましたね。紹介してください」
「よし分かった。今から行こう。」
初めは当院へくる予定だった。しかし休日であることを思い出し・・・・・よし・・
「わしは“もう一件”知っている。いつもと違うところへ連れて行ってやる」
「大丈夫ですか?」
「中国の針やし・・いつもの処より良く効くかもしれん・・・わはは・・」
「そ・そ・う・ですか・・・・・」
「連れて行ったのですが・・・わしは怖くて途中で見れん様になって・・・」
「何をやったのですか?」
「青く腫れとる処へ針をいっぱい刺して・・・痛がる足をぐるぐる回し・・押したり曲げたり・・」
「そんなひどいことを・・一番やっては駄目な事ですよ」
「イタイイタイ言うて、止めてくれ言うのを無理にぐるぐると・・・・」
「余計ひどくなったでしょう」
「ああ・・一週間寝たっきりになってしもうて・・・おまけに(あなた! うるさい!!。 黙りなさい。)言われたそうです・・泣いてました・・」
「あなたは、そんな目に合わせて心が痛みませんか?」
「ワシは、全然痛くないし・・でも“自分は絶対あそこへ行かんぞ!! ”と思いました」
「あんまりだ。捻挫の患部はいじらない。患部は刺絡だけで良いのですよ。ほとんどすぐ歩けるようになりますから・・」
「ワシもそのつもりだったが・・休診日があかんのじゃ・・あれは、二度と針には行かんな~~!!」
あのマスコミにも出て・・“有名なJ先生”捻挫治療の基礎が分かっているのかな、免許は?他の治療でも時々似た様な話を聞く事がある・・・でもテレビで有名だから患者は・・行っている
「もう他所へ行かんから・・先生もう一度・・同意書の紙下さい。」