「先生また指先から血を絞ってくれんかな~薬品でカブレたチョット見てくれ」
「手袋はしてなかったのですか?」
この様なひどい湿疹とアカギレで手全体に真っ赤になり皮膚は破けたボロ布をまとったよう
「軍手は、しとったんだが・・」
「それじゃ・・軍手に染込んだ薬品でもっと悪くなるでしょう」
「手の保護のつもりだったが・・・そうかもしれんな~・・すぐ治ると思ったが、段々ひどくなって来た」
「軍手の境目が一番・・酷いでしょう・・皮膚科を受診してみたら?」
以前に溶接での皮膚炎をステロイドで、こじらせハリで治した時の本人の体験もあり・・希望通りに治療した
2週間後、不安感で治療を受けに来院された時は大方良くなっていた
「やっぱりワシの考えた通りやったな!! 念のためもう一遍・・明日治療に来るから」
「そ・そうですか・・良かったですね」
次回は1ヶ月以上たち・・皮膚はまた真っ赤になり大分戻っていたが・・・
怖い人で強く言えないのでした。