先月から今月にかけて首からの原因で肩から腕への激しい疼痛を訴える患者さんが大変増えている。
寒さや雪かき交通事故などの原因も勿論多い。しかし問題は初期の安静を守れないことに有る。
みんな初期には“たかがこんな事大したことは無い時間がたてば治る”と高をくくりこじらせては・・・
痛くて寝れない・・だんだん日ごとにひどくなる・整形の麻酔も効かない・・・首から半身全て痛くて感覚も無い。
挙句に“明日手術だが何とかならないか?”である・・・いくら初期に説明し忠告しても信用せず、無理を重ね・・
鞭打ちなどの骨のズレは写真にはまず写らない。医師は患者に触れようともしない・・・触れないから分らない。
最も触診で判断できるには可なりの修練が必要であり・・・医師には時間も無いのだろうが・・・
おおむね医師は命に関わらなければあまり関心を持たない。
鞭打ちで目眩がするなど当然のことだが・・・因果関係が無いから耳鼻科へ行けと言う医師までいる始末
まず骨がずれた時点では痛みは発生しない。ズレた骨で神経を傷つけて痛みが出る。
神経が傷付くまで何日か掛かる・・・それまでに“骨を元の位置に戻し安定するまで暫く安静にする”
ほんの数日が惜しくって動き回り・・・・何ヶ月も何年も後悔する事になるのだが・・
首からは大切な神経が多くでている・・・多彩な症状に悩む人は多く・・
長ければ数十年苦しみ・・あげくに車椅子にパンパース・・・それでは遅い
現代医学でも効果の無かった人達が集まって来るのだが・・・
「先生、腕の痛みを放っていたら・・・だんだん手首や甲が腫れて・・・痛くって・・」
「終にきましたか・・・・大変ですよ・・」
幸い指から2~3滴汚い血液を絞り、翌日には治ったものの・・・まだまだ新しく症状は出るだろう
「何ぜ首で手まで腫れるんですか?・・何時までこんな事が続くのですか!!」
「最初に忠告しましたが、無視されたでしょう」
「まさかここまでとは・・・・・」
「神経の傷は簡単には無理です。つらいですが頑張りましょう。」
せめてポリネックで固定し神経の保護に自分で取り組んでもらわなければ改善は難しい。
当人の自覚と協力が当然必要なのに・・・単なる他力本願ではもっと悲惨なことにもなる。