長男が突然蕁麻疹になったと言って騒いでいる
仕事に出かける直前で治療している暇が無い
仕方がないので「皮膚科へ行って抗ヒスタミンの注射でもしてきなさい」と言っておいたが・・・
帰って来たが目の回り耳の中など全身腫れて息苦しいらしい・・大して変わってはいない
「アナフラキシーかな?・・どんな治療をしたのか」
「抗ヒスタミンの注射とステロイドを全身に塗ってもらった」
「看護婦さんが“ひどいひどい”といって手が震えていて・・そっちの方が怖かった」
「大して治っていないな」
「では治療をしてあげよう。服を脱ぎなさい」
「ウン」
「父さん痒いのが減っていく」
「治療しているのだから」
「上半身は治ったが下半身はまだだ」
「では刺絡をしようか」
「・・・・・おお!! なんか減っていくのが分かる」
「まだ痒いかな?」
足や腹部を見ている
「すごい!!父さんもうほぼ治ったよ。腫れや赤いのがほぼ消えた」
「ウン。大体消えてるな」
「針が一番良く効いた・・・なんで・・初めから針をしてくれんかったの?」
「比較が判らんだろうし・・忙しかったからな」
その日は収まったようだった