もう1年半も過ぎ、十分作業に熟練して居なくてはいけない筈

しかし何時も新鮮な行動と知識で僕をビックリさせる。
「Sさん。針を取って上げて下さい。」
「は~い。」
「ぎゃ!!・・・痛い・・・尻が痛い」
「何処ですか?」
何が起こったのだろう?
「あっ!! Sさん・・針を取ってないですよ」
「そうですか」
「いや、患者さんが痛いでしょう・・・御免なさい。慣れていない人なので。」
「・・・・・・・・・・・・」
タップリと慣れている筈だが
「Sさん患者さんにチャンとタオルを掛けて上げましょう。」
「?・・??」

「貴女は下着姿で放置されたいですか?」
「いいえ」
もう・・・何10回言ったか分からなくなったが
「Sさん。仕事は自分で探してするのですよ。回りが汚れてると不潔でしょう。」
「は~い」
返事は良いのだが・・・其のまま上を見ている。
矢張り記憶が更新することは無く
その後も次々と変な行動は続いていた