かれこれ15~16年にも成ろうか
ある日突然ご近所さん4人に抱えられやっとベットに乗せて貰い
随分大変な目に遭ったMさんそれ以来10年ほどは
2~3週間に1度は、疲労回復の治療で何とも無く過ぎた。
しかし喉元過ぎれば何とかの例えどうり・・・忘れていた腰痛。
数年ぶりに・・・・・・彼は遣って来た。
「ズット何とも無かったのに、突然動けなくなって・・」
「以前は、時々疲れを取っていましたからね。」
「忙しいし、痛くなかったので」
「でも体が重いとか無かったですか?」
「その程度は当然と思ってました。」
「車だってガソリンを入れないとね・・定期点検も有るでしょう。」
「え~~なんです・・?」
「1センチの癌が出来るのに出来はじめから10年は掛かりますよ。」
「何か・・・関係がありますか?」
「疲れを我慢すれば、色んな病気に成ります。」
「ワシは腰が痛いだけですけど・・」
「取り合えず腰を治しましょう・・そうすれば、また悪い所が分かって来ますよ。」
不満そうだったが・・治療を受けて何とか動けるようになる。
腰の痛みが治った後からアチコチの痛みと不具合が分かって来た。
「動ける様になってから痛い箇所ばかりで・・困ります。」
「1番痛い所が有れば2番目は、分かり難いですよ。」
「今まで、他は痛くなかった。」
「大変な時は逆に分からない時が多いですよ。」
実際破産寸前の人は風邪を引く余裕もないらしく・・・・
恐怖で、暑いとか寒いとかの感覚も無くなってしまうようだ。
自己破産の整理が終わって漸く具合が悪い事に気が付く。
その時には、既に手遅れの事もあるだろう。