先日NHKの健康番組のガッテンで 「年間1万人!死に至る腰痛」と言った、変な放送があった。
そんな馬鹿げた腰痛など、有るはずが無い。と思いつつ・・何か裏が有るのでは?と見ていた。
その、死に至る「とんでもない腰痛」とは?・・何と・・「大動脈瘤」なのだと言う。
確かに「大動脈瘤」は死に直接する怖い病気である。
しかし何も無く、突然、腰に激痛が走る等と言う事は無い。
通常は、胸や背中に痛みが出始め、次いで腹部などの違和感で、最初に腰にだけに、激痛が走る等、まず有り得ない。
紹介された、『解離性大動脈瘤(ギックリ腰のような痛み?)』や『腹部大動脈瘤(慢性腰痛のような痛み)』???・・??
番組では『意図的に準備された結果=極めて、希な回答に、誘導する目的』が強く感じられた。
学会(整形外科)の発表『殆どの腰痛は原因不明で、検査の必要が無い。』への抵抗?
通常、整形での受診で(ギックリ腰のような痛み)や(慢性腰痛)で最初に「大動脈瘤」を想定して、検査をする医師が居るのだろうか?
最初はレントゲン・・次回以降に、必要ならMRと言ったところであろうか。
それでは「大動脈瘤の破裂」には、全く間に合わない。
破裂時は、ほとんど「あぁ~~~。」で・・即死が、大半では無いだろうか?
腹部を触ってみれば、想像は付くだろうが・・・まず、腹診は行われない。
鎮痛剤やシップ、牽引、注射が通常で、妥当な治療であろう。
3分間の問診では、それが限度ではないだろうか?
腰が痛む以前に、胸や背中の痛み、腹部の異常で、当然・・内科や外科へ・・では?