「今日は、了士が居らんから、わしが治療するよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・」

孫の言う事以外、話をを聞かない。
「首と肩、膝」
「では横を向いて・・チョット我慢して」
普段息子達が、小まめに治療してくれている為か、今は簡単な治療でさっと終わってしまう。
もう少しで鎮痛剤無しでも、何とか過ごせる様になるのでは?
「おお・・・大分軽くなった・・今日はこれで良い。」
「薬は飲んでないね。」
ブレドニン(ステロイド)を4分の1に割って飲んでる。

微量の薬では効果も無いが、副作用は出る・・・出来れば止めて欲しい。
「湿布とかは嫌なの?いくらでも上げるよ。」
「めんどうくさい。」
「では痛み止めだけにしたら?」
「安心出来ん。」
紹介状で行った大学病院の先生からの、有り難いお薬を飲まないと、落ち着かない。
認知も有るのだろう・・・話は直ぐ忘れるし、行動も少し変だ。
原因は、異常な不摂生と。他人と関わらず、全く動かなかった事だろう。