
昨年の12月25日の朝6時少し前・・父(87)が
「お~~い婆さんが、目を開けんぞ~~。」
何が有ったのか・・・急いで見に行く。
すでに手は冷たく心音も無く・・・助かる事は無い。
30年前の造影剤CTでは、既に冠動脈以外にも・・数十箇所の狭窄。
動く事も辛い母を、あと何ヶ月だろう?と思いながら・・・鍼治療を継続。

日々、鍼治療をして・・バイパスが出来たのだろうか。
20数年、徐々に元気に生きて・・・前日も盛んに話をしていた。
数日前から、少し咳をしていたが、肺炎でもなく・・・。
無駄と思いつつ、口の中の異物を取り除き、心臓マッサージ。
検査では脳出血・・頭の中は血だらけだったらしい。
末期の心臓病で脳の血管もボロボロだったのだ。
少しの咳でも出血は起きる。
何時も一緒に居た次男が、自分の責任ではと心配するが・・
「お前の責任ではないよ・・・何時、出血してもおかしくない血管だった。」
「う・・・・ん」

「人間何歳まで生きたかは、問題ではない・・如何に安心して死ねたかだ。」
「そうだね・・・昨日は喜んでいたし・・あれでも長生きだったね。」
資産があろうが、長生きでも、安らかな生き方が1番のはず。