うっかり机で腕を押さえて寝てしまい腕がしびれたり動かなくなってしまう。重いのは1ヶ月も続く・・・よくある症状だ・・・
今だに、どちらの症状かは不明だが先日・・自分で体験してしまった。
うつ伏せで・・うっかりとスヤスヤ・・気がつくと手に力が入らないどこかで抑えていたのだろうか?・・・
ならば20~30分もすれば回復する筈・・・しかし1時間たっても動かない腕を触るが感覚は無い・・・少々あせってきた。
と言うのは・・万一脳梗塞の場合特効薬の“T-APの使用期限が3時間以内” 脳外に行くのに30分検査に30分・・・時間が無い・・午前2時
「母さんちょっと起きてくれ・・・・腕が動かない梗塞かもしれない。」
「エッ!! いつから?」
「1時間は経つ、すぐ刺絡をやってくれ・・時間が無い。」
さすがに起きてくれた・・・・モーターを使おう・・ブブブ・・・・・
何箇所かやってみる・・少し動くようになるが未だとても・・・・・
「仕方が無いH先生に連絡してくれ・・・最悪の場合を考えなくては・・・・」
運転がちょっと荒い
「こんな時こそ急がないでくれ・・事故を起こしてはもっと悪い。」
眠そうなH先生・・・・とりあえずCTを・・・・
「大橋さん腕をどこかで押えていたのでは?」
「私も最初はそう思ったのですが・・うつ伏せですし、可能性は低いかと・・・」
「それなら本物かもしれないね・・」
「先生T-APの使用はどうですか?」
「回復して来ているから良いでしょうリスクも多いし、それに手だけだし・・・」
「しかし線条体動脈や内頚動脈なら足は大丈夫でしょう。」
「う~ん・・・でもあなた未だ50代でしょう80も過ぎていれば解らんが、突然内頚動脈が詰まる事もないでしょう。」
「線条体動脈は・・・」
自分の事になるとつい心配しすぎるのが人情と言うもの・・・・
「様子を見ながら明日MRにしましょう何かあれば連絡を。」
「・・・・」
それでは遅いような・・・・・・・何かしら舌のモツレや足の動きも・・・・
私はリスクを覚悟でやって見ようと思ったのたが・・・
「そうですね合理的では有りませんね・・自分のことになるとつい・・・・すみません。」
「冷静になれましたか。」
MRの結果MRIもMRAも今のところ大丈夫だった。しかしそれは“刺絡”のお陰で塞栓が取れたのかもしれない・・・と今も考えている。
珍しい症例だが以前、T市民病院の臨床検査技師さんが“手の親指のみ麻痺の脳梗塞”といったのもあった・・・・今は進行して足も引きずっておられるような・・・
「念のため頚動脈エコーもお願いします。」
「MRかCTのほうが解りやすいから・・それで好い?」
「ハイ結構です。」
しかし未だに原因不明のまま症状は回復してきている・・・取り合えず良かったが・・
TIAの場合10年生存率は50パーセント・・・子供はまだ小さい。