私たちの体は全身で一人です。
顔だけが年を経ることも無ければ、顔が自分で腰が父、足が母の体なんて事は在りません。私たちが日頃、間違った体の使い方をしてきた為に、起きた体の歪みや捻れを正す事により、病気は自然に治っていきます。
自分の命を削って家を建て、ひたすら子育てに精を出し、年老いた私達には何が残りますか?あとは疲れきった体と、病気と、死・・・?
財産を残しても、本当に感謝はしてもらえますか?身体の疲れを取り健康になるのは、よく働いてきた自分への(当然のごほうび)です。生きている間は元気に楽しみたいものです。
現在の医学で説明出来ない事があっても良いのでは?
触診して判るような骨格のゆがみが写真に写ることは、まず有りませんし、MR、やミエログラフィー血液検査でも分らない事はたくさん在ります。PETCTでも分らない癌も在ります。ではなんとも無いの?脳梗塞や心筋梗塞の前日は、病気では無いの???検査でなんとも無くっても病気といった事はいくらでも有ります。
糖尿患者の薬の量を決めるのに経験豊富な医師なら、老人が薬の排泄能力の落ちていることを良く知っています。薬が体に残り強く作用すれば、低血糖になり麻痺が出たり、死ぬ事だって有ります。老人が不必要な薬の中止で元気になる等、よくある話だと思います。
西洋医学では病名が決まらなければ治療はしません。
写真など検査が優先です。例えば胸の痛みがあったとします。肋間神経痛や胸膜炎、消化器疾患など可能性は多様ですが、発作中でも無ければ心筋梗塞でも心電図には異常が出にくいものです。
梗塞を疑えば壊死を起こした心筋の『酵素』を調べますが、血液検査で出るのは、早くて七~九時間後になり、間に合わないかもしれません。
カテーテルを使えば確実ですが専門医が必要なうえ、血管を傷つけて別の梗塞を起こす可能性もあり大変つらい検査です。
ニトロールを使うのは簡単で分かり易いのですが、低血圧ではもっと危険な状態になりますし、心筋梗塞ではあまり効果も期待できません。
診断がつかない時期では最近ようやく保険使用が認められた血栓溶解剤のt-PAも脳出血等のリスクが有りそしてステントや風船での拡張も、技術的問題のため使用は難しいものです。
ハリは診断即治療です
「はり治療」は重症でなければ、血圧に関係なく即対応でき試す価値は十分あります。慢性期の高血圧では長期の治療が必要ですが、突然の血圧の変動なら薬物よりも鍼治療の方がはるかに優位です。
250―160くらいの血圧が一回の治療で160―80まで下がったり、止まったり動いたりしている脈が、その場で正常に戻ったり、といった症例等も幾度も経験しており、針治療がもっと理解され東西医学の融合が出来ればと思います。