「アノ~・・舌痛症なんですが・・ハリでいくらかでも効果ありますか」
「治ると思います・・怪我でもされたのですか」
「多分息子が外国へ行ったときに心配で・・・それからだと思います」
「心配からの痛みはよくありますよ」
「10数年も治りません・・いっぱい色んな病院を回りました・大学病院の紹介で横浜まで行ったんです」
話は続く・・・
「大丈夫ですよ。ハリは病院とは違う理論体系もありますし」
「?・・??ちょっとでも良くなれば・・」
まったく信用してなさそう・・・
「舌も乾いてひび割れし・・物も飲み込めません」
開けた口の中は赤く腫れ傷もついている・・時間の経過を感じる
「うつ伏せになって見ましょう」
「舌なんですよ!!」
「心配からでしょう・・肩や首もこったでしょう」
「はい?・・?」
「舌の神経は首の後ろから頭蓋骨を通って前に出るのです。神経の圧迫を取り除きましょう」
「そうですか?・・・」
「今日で3回目の治療ですがどうですか」
「痛みが引いてきました?なんで?」
8診目・・・下の赤みも引いてきて傷も減ってきた
「何でハリでこんなに良くなるのですか今までの治療は何だったのですか」