
心房中隔欠損と言う病気がある(卵円孔開存戸似ているが)大きな穴だと生活に支障が出たり、ボタロウ管開存症(肺動脈と大動脈の間を連絡している管)では死亡する事もある
本来産後自立呼吸が出来た時点で、しばらくして塞がる筈の心房中隔の穴がふさがらない病気だ
これは肺呼吸を胎児が行えないためで、胎児の場合はこの管を通過して、血液が大動脈に流れ込み、血液が胎盤から流れこみ酸素を得るためだが大きくなってもふさがらない人もいる
「先生僕は今度。心房中隔欠損の手術を受けようと思います」
「何故?N君あなたは元気でしょう?」
「体調の悪いのは心房中隔欠損のためだと思います」
「君は手術は無用ですよ」

「でも体調が・・・」
「それはあなたの心理的なものですよ」
「?・・???」
「ストレスに極端に弱いので・・・血管は広がる神経がありません。閉じる神経だけです」
「はい?・・?」
「血管を閉じる神経はあなたのように緊張すれば強く働き血液が流れずにあちこち凝ってくるのは当たり前でしょう」
「そうですか?」
「コリがひどくなれば体調不良になって当たり前」
「でも医者も手術を勧めますけど・・」
「激しい運動も平気なのは何故ですか?手術が必要な人は運動など出来ません」
「そうですか?」
「それより手術をした時の副作用や危険性は考えた事がありますか」
「むりに新米の医師の練習代にならなくても良いでしょう」
「えっ!!そうなんですか・・・」
N君は手術なしで今は大変元気です