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おおはし鍼治療院  古代の医学“鍼”って何だろう?針治療?ハリ治療?


日々是好日
by pcsoukoukai2
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耳鳴り・・・あの音を消してください。

耳鳴り・・・あの音を消してください。_e0097212_2245767.gif
「あの~、いつも何か音が、聞こえるんです。」
まさか・・・天の声では。当院では幻聴、幻覚を天の声と呼んでいる。

「どんな音ですか?」
「ブーンとかキーンとか、ですけど、」
ああ、良かった。普通の症状だ。

「いつから?」
「2~3週間ぐらいですか・・・」
よく来ている患者なのに・・・・

「前回どうして言わなかったの?」
「悪いところがあまり多くて申し訳なくって・・・。」
最近はだいぶ具合が悪そうだ。無理をしているのかな?

「それに忙しくって」
「お父さんも具合が悪いしね。」
「はい。」
梗塞の後遺症でご主人の具合が良くない。仕方が無いか?

「疲れとストレスでしょう。チョット、うつ伏せになってね。」
「あの~何かブーンと言っている、あれ何ですか? 音止めてください。」
何のことだろう?今は機械も止まっているし、冷蔵庫も・・・
耳鳴り・・・あの音を消してください。_e0097212_2222144.gif
「ピーとかウーとか・・」
「えっ、あの音楽のことですか?」
ここは治療院だから、静かな音楽しか鳴らさない。曲もゆったりした、シンセサイザーの曲だ・・・

「これでも、五月蝿いですか?」
「ええ、頭が痛くなってきて、めまいが・・・」
CDをすぐ止める。

「よほどのストレスですね~。無理して働いてるんでしょう。」
「お父さんが働けないし・・・」

「夜もあんまり寝てないんです。」
「大丈夫、必ず良くなります。今日は寝れますよ。」

「ハイこれで横を向いてね。」
背部と横の治療が終わる。
「あ!!やっと普通に聞こえる。吐き気もなくなってる。嬉しい。」

「今は治っていますが、無理をすると、本当の病気になりますよ。養生が一番ですよ。」
「私が働かないと食べて行けないんです。」
・・・短き紐の端切るが如し・・・・よく言ったものだ。

「そうですね、我々庶民は誰も守ってくれない。食べるのが精一杯の世の中ですね。」
「この前、お父さんが梗塞になったときも施術代が無くて、止めたんです。」
確かにそうだった。

「アハハ・・今度なったら放っとくか、一緒に死ぬかです。」
「・・・・・・」
耳鳴り・・・あの音を消してください。_e0097212_2213475.gif
「大丈夫ですよ。世の中そんなに捨てたモンじゃないですよ。それに助成制度も有りますし。」
言った後で気がついた。助成制度なんて殆ど役に立たない。この人たちはどうなるのだろう?

「今回だって、死んでいたかも知れない位だって、言われたんです。」
「じゃ、ここへは、来なくていいから“毎日お灸”をしたら、実験でも手と足にお灸をすると“頭の血管を広げる酵素”が何倍にも増えるって、分かっていますよ、ご主人は普通とは逆に、お灸は怖くないのだし。」
ご主人は怖くて、発作の時しか来ないのだ。

「今度発病したら、僕では無理かもしれませんしね。」
「そんな事言わないで・・・」

実際かなり、動脈硬化は進行しているのだ。次はどこで治療しても難しい。

# by pcsoukoukai2 | 2006-11-26 22:14 | 耳鼻i咽喉科の治療 | Comments(0)

中国古代鍼研究会 ― 予防医学

やはり20年前に、年賀にした原稿です。私が所属していた、中国古代鍼研究会(別名→原典会)にて使用していた、テキストを使ったもので、昔の人はみな100歳までも、元気で長生きをしたが、今の人は、ストレスなどで、すぐに死んでしまう。といった予防医学についての内容だが(4千年前の編集らしい。)・・・・何千年も前も、やはり同じだったのだろうか?・・・・
中国古代鍼研究会 ― 予防医学_e0097212_14303135.jpg

今は無き、柴崎先生の折角のご努力の、皇帝内経の解説書、全48巻、当時私は、お金が無く買えませんでした。申し訳ございません。(実は、今も有りません。・・・・県組合も、所蔵していますが・・・)

# by pcsoukoukai2 | 2006-11-23 14:54 | 年賀になったイラスト達 | Comments(0)

子宮ガン?

子宮ガン?_e0097212_14255964.gif
前回登場して頂いたパニック障害のAさんのおばあちゃん。
「足の付け根がいたくって、内科の紹介で総合病院でずーと検査しているのですが・・・」
痛そうに腰を曲げて。下腹部から陰部を押さえて・・・・

「いつから?」
「だいぶ前からなんだけど。ハリに行こうと言うと怖がって・・」
心配そうにAさん付き添いながら・・あなたも最初は、随分怖がっていましたよ。

「だいぶ検査を続けていますが、まだ良くわかりません。子宮ガンですかね?」
「じゃ、ちょっと上を向いて。」
痛いらしく、膝を曲げながら・・・・おなかを触ってみる。

「たぶん腰でしょう。子宮ガンなら、この痛みでは、触ってもわかると思いますよ。」
「えっ、腰で“こんなところ”が痛むんですか?」
こんな症例は、たくさん有るのだ。
子宮ガン?_e0097212_14181853.gif
「でも近所でも総合病院のNでも判らないと・・・」
「内科でしょう?」
内科では無理かも・・・・それに病院はまず検査をするのが仕事だ。病名が確定するまでは、何もしない。

「じゃあ、治療して見ましょう。うつ伏せが、辛ければ横向きでも、好いですよ。」
当然横向きで・・・

「ハイ、ちょっと押すね。」
マッサージをしてくれると思っているらしい・・・

「あっ、ああ、驚いた!!」
「でも、痛くなかったでしょう?」
ちょっと骨を矯正したのだ。

「これで上を向いて。もうちょっと我慢してね。」
「はい。」
足は、もう伸びていた。

「はい立って見て。」
「でも・・・」

「大丈夫、今は足を伸ばしても、痛くないでしょう。」
「本当だ。????」
恐る恐る立ってみる。・・・・
子宮ガン?_e0097212_14191918.gif
「痛くありません。」
「ほら大丈夫だったでしょう。子宮ガンじゃ無いと、思いますよ。」


「じゃなんで今まで、判らなかったんですか?」
「なんとなく判っていても?病院では病名が決まるまでは、何もしないんですよ。・・・其れに、内科でしょう。」
少し安心出来たかな?

「大丈夫だったら服を着て良いですよ。これで様子を見ましょう。」
「はい、そうします。」
その後2~3回で、例の症状は消え、酷くならない様、予防の治療に見えている。・・・・後から判ったのだが、・・幹部に直接針をするのかと思い、余計に来づらかったらしい。

折角だからと、検査の継続を勧めたが、その意思は、すでに無くなっていた。

# by pcsoukoukai2 | 2006-11-23 14:28 | 婦人科の治療 | Comments(0)

20年前の長男です。

神奈川へは、絵の道具は何も、持って行ってなかったので、1粒1粒ペンで点を書いて、何とプリントゴッコで、作ったのでした。
20年前の長男です。_e0097212_20553428.jpg

35歳になって、出来た長男・・・ただ可愛かった。一生懸命にペンで・・・・・つん・つん・・

# by pcsoukoukai2 | 2006-11-21 20:55 | 年賀になったイラスト達 | Comments(2)

赤ちゃんの激しい下痢

赤ちゃんの激しい下痢_e0097212_1837875.gif20年前、私が今より“ズート未熟”な・・・・・パソコンで言えば、やっとワードとエクセルが使えるようになった位の、初心の時・・・私の子供が“激しい下痢を起こした時”の事です。

「お父さん大変。20~30分毎に水様便が出て止まらんよ。赤ちゃんが死んじゃう!!」
「そりゃ、直ぐに病院に連れて行かなきゃ。」
・・・私は動転していた。・・・・急いで小児科へ・・・・
赤ちゃんの激しい下痢_e0097212_18385470.jpg
「もう大丈夫かな?」
「うん・・どうだろう?」
しかし、いくら待っても、一向に変化は無い。

「ああ、もう3日になる。・・・・・どうしよう。・・このままじゃ大変だ。」
子育てに慣れていない“親の私”は、・・・とにかく不安だった。

「よし針をしてみよう。」
・・・自分が“鍼灸師で有る事”もすっかり・・・・・忘れていたのだ。・・

「こんなに“ひどい下痢”鍼で治るの?」
「やって見なけりゃ、判らんだろう。」
新米の鍼灸師とその妻は、赤ちゃんの服を脱がせ、・・・必死だった。・・

「抱っこしてて。・・・」
「えっ!! 刺さなくていいの?」
そう、赤ちゃんには、まず刺さない。・・・それで大抵は治っていく。刺激が強ければ、逆に熱を出したりして・・悪くする事もある。

「赤ちゃんに刺して、どうする。痛くないように擦るだけで、治るものだ。」当然と言う風に・・
しかし当然?・・・?・・・1回目の治療・・・・?

「治らんな~?・・」
・・気を取り直して・・・・どこが、悪かったんだろう?・・もう一度・・・・

「よし今度は・・・・」
赤ちゃんをよく観察。そして触ってみる。・・・・・・嫌がらない箇所が在った。
“よし、此処だ。”
「今度は、嫌がらないし、・・・どうだろう?」
またまた、痛がらないよう、丁寧に針先で、2~3分擦る。・・・・・
赤ちゃんの激しい下痢_e0097212_18421764.gif
「しばらく様子を見よう。」
30分後・・・また、下痢・・・

「ああ、駄目なのかな?」
あまりの無力さに、焦燥感がこみ上げ、我と我が身を哀れみたくなっててくるが・・・

「ひどい下痢だものね~。薬もまったく効かないし・・・・」
しかし、治療の後・・最後の1回の下痢だった。・・・ぴたりととまったのだ。・・・

「“バンザイ”・・やった。・・・効いたぞ。・・」
「ああ、良かった。」
正に“ホッ“とした。・・・・・・・

「子供が治った。本当に良かった。やっと安心して休める。」
治ったと言うより“助かった”といった感じだった。
赤ちゃんの激しい下痢_e0097212_1844133.gif
「諦めずに、“ハリを信じて”治療してよかった。」
「そうだね!だいぶ心配だったけど。・・・」

赤ちゃんの治療に全く慣れていない私に、ようやく自分が鍼灸師である事の実感が、沸いてきていたのは、だいぶ後からだった。

# by pcsoukoukai2 | 2006-11-21 18:45 | 小児の治療 | Comments(0)