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2005年3月中旬 あと2人6時だ。もうすぐ終わる。・・・突然よく聞こえない電話がかかる。 「なんです? どちら様ですか?」 「苦しい。気持ちが悪い。」 妻の声らしい。 「クマか?どうした。何があった? 」 まったく把握できない。(妻の愛称クマムシ【ダニの一種で、真空でも乾燥させても200℃でも死なない。】) 「血圧が低くて測れん。すごい吐き気がする。」 虚血発作だ。!!“無痛性の心筋梗塞”どうしよう。 「すぐ救急車を呼べ!!すぐ。」 「そっちに行く。」 「来れんだろう。救急車を呼べ。」 電話は切れた。家はすぐ近くだが、どうする気だ。数分後、戸が開く。どうやって来たのか? 「どうした。大丈夫か?」 表情はもう“土気色”だ。困った。・・・連れに行く。・・・抱えてベットに乗せる。 「苦しいか?」 「大分酷い。」 「横になって。」 転がす。脈が無い。脈が止まっている。・・・間に合うか? 7~8センチのやや長い鍼を20~30本。 「どうだ聞こえるか・・・?」 その間約15分?何とか目が開いた。脈も動き始めた。何とかなりそうだ。 「まだ苦しいか?」 まだ返事は無い。首や心臓の裏から刺絡をする。汚い血が出てくる。やっと顔に赤みが差してくる。もう大丈夫だ。 「タオルでくるんでそこで寝ていなさい。」 「ああ。死ぬかと思った。!!」 あたりまえだ。意識も無かったかも。回りで診ていた患者がやっと立ち上がり。 「先生わし等これで、帰えっちゃ。ワシのときと一緒や。動かしたらあかんよ。」 手術後20年の心筋梗塞の患者N氏の忠告。有難く頂こう。 「ご心配おかけしました。ありがとう御座います。」 脳と違い心臓では、塞栓よりも血管の“スパズム”で起こる事がが多い。発作中でも無ければ、虚血発作でも心電図に異常は出ない。西洋医学では病名が決まらなければ治療はしない。 梗塞では、壊死を起こした心筋の『酵素』を調べるが、血液検査に出るのは、早くて七~九時間後。すぐに血流が再開した今、何も出ないだろう。そこで、絶対安静を4日間保ち、現在のところ再発は無い。(念のため精密検査を受けなさい。)と言うのだが、未だそのまま。 #
by pcsoukoukai2
| 2006-10-14 23:03
| 心臓の治療
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2003年11月頃の事 前日の疲れが残っている。今日は楽な仕事だけにしたいな。(本当はいつもそう願っている。) 戸を開けると4~5人座っている。真ん中に顔が歪んだお父さん、腕を抱えて呆然としている。 「Nさんどうしました?」 また脳梗塞らしい。 「夜中から手と足に力が入らんで、横にしか歩けんがで・・」 「何時間ぐらい経っていますか?」 「6~7時間ぐらい経っとかね。」 「どうして、すぐ救急車呼ばんかったんけ?」 6~7時間だと、最も効果の有るとされる“TAP”も効くかどうか?ワーファリンの点滴で、“終わり”にされる。かも・・・ 「じゃすぐ中に入って、それと家の誰かに車で来てもらいなさい。」 「・・・・他の人が・・・」 「先に治療してあげるそうや。!!入られ。」 横歩きで何とか動いている。早く塞栓を取り除かなくては・・・糖尿で心筋梗塞も在る。間に合うかな?・・・・ブーブーブー(機械の音) 「どう?手を動かして見てください。」 「あ!!動く。動く。」 車はもう来ていた。 「すぐ脳外科ヘ行って下さい。事故に遭わないよう急いでね。」 これで4回目今までは偶然に私の治療で何とか成っていたが、本人は此処へ来れば何とかなると思い込み普段の養生はしない。とんでもない事だ。今度は分からない。 2ヵ月後 「先生お蔭でなんとも無かったちゃ。今度から毎週治療に来るさかい。・・・」 多分来ないだろう。 「針が嫌なら来なくても好いから家でお灸をしてください。毎回発作の度に血管の状態が悪くなっているでしょう。次は無いですよ。灸だけでも脳の血管広げて少しずつ治っていきますから。」 みなが嫌がるお灸は我慢ができる。 「今度こそします。」 「私のおばあちゃんが15年前心筋梗塞で数メーター歩くのにニトロを3個舐めていたでしょう。でも今はNさんと血管の状態は逆転していますよ。普段の治療が大事ですから。」 「解かっとる。解かっとる。」 しつこく言ったのだが、その後2回来ただけで、2年後の2005年10月13日に5回目。今度は完全には治らず、ややビッコを引いている。脳外の説明では(命があるのが不思議だ。)との事。やっぱり今も来ていない。 #
by pcsoukoukai2
| 2006-10-13 20:18
| 脳外の治療
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2006/10/12 「先生久しぶり。」 めずらし人だ。数年に1度ふらりとやってくる。 「やあ!どうしたの仕事はしてるんですか?」 頚髄損傷でほとんど仕事は出来ない。そのため?正義を徹し、保険や訴訟での入金は多い。前回は“勤め先のサービス残業問題で勝訴した”との報告以来だ。新聞で記事は見たが、報告を聞くまでは彼とは知らなかった。 「いや~バージャー病でね。ほら指が腐ってしもた。だいぶ治ってきたとこやけどね~。」 見ると指先が黄色かったり、黒くなって細くなってしまっていたり・・・ 「心筋梗塞にもなってしもうてね。」 糖尿の末期でもなければあまり見ない。よほどの緊張状態が長く続いたのだろう。常にトラブルのなかに身を置き、ストレスで血管を閉める神経が強く働きすぎるのだ。 「○○さん酷かったでしょう。まだ痛みますか? それは“バージャー”ではなく“カウザルギー”ですね。バージャーはモモなどの大きい血管でよく成りますよ。」 指が真っ黒になって自然に取れてしまえば、もう痛くないのだが。まだ軽いほうだ。 「・・・今度会社を興すがでね~。私が代表で今それで忙しくて。」 「前回の裁判のときの人達ですか?そんな状態で無理をしたら寿命を縮めるだけでしょう。」 「いや、僕がやらんにゃ誰もせんがでね。」 動けなくても出来る事(経営者)になる。・・そこまでストレスを抱え込まなくても・・・ 「○○さん。命があっての物種ですよ!!命を懸けてまで、する仕事ですか。生活が出来れば好いのでは?」 「みんなやる気になっとんがでね。機械もそろえてしもうたし。みんなのためにも・・・」 次の日・・・内のTがこんな症状だけど、如何なのかな? 「たぶん胆癌でしょう.精密検査を受けたほうが良いでしょう。」 Tさん退職・・・しまった。なんとゆう事を喋ってしまったんだろう。情けない。・・・経営としては当然なのだろうか? 以前はこんなことは無かった。不思議だが楽しい人だった。 15年前のこと 「先生ユーフォー見たことあっけ。ワシよく見るがやぜ!」 「またまた・・人をからかう。」 「いや、ほんとなが。今度見せてあげちゃ。」 夕方またやってくる。 「先生ほらほら見て見られ~先生ユーフォー出とるよ。すぐ出て来られ!! 」 何か“からかおう”としてるな。でも忙しくもないしチョッと話をしてみよう。 「どこですか。」 「ほらほら、あそこ」 勿論何も見えない。 「○○さん何も見えませんよ。」 「先生ユーフォーちゃね、隠れんがやぜ。星のフリしとんがやぜ。あそこに見えるが、全部星や。だからフラフラと動いとろ。」 星の瞬きを言っているらしい。 「○○さんあれは空気で、ゆがんで見えるだけじゃないですか?」 機嫌を損ねさせてはいけない。何を言うか分からない。 「な~ん。あんたらみんな騙されとるがや。ワシはしっとる。先生にだけ教えてあげたがやからね!」 チョッとでも信じそうになった私が馬鹿だった。 「ん~じゃ二人の内緒にしましょう。あまり言わないほうがいいですね。」 「お~そうやわい。また来っらい。お休み。」 目つきはその時とあまり変わっていないのだ。 #
by pcsoukoukai2
| 2006-10-13 00:30
| 思い出の患者
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2006/10/7
「また目眩と動悸がひどくなった。仕事やのか、やっとられん。」 もう横になっている。 2,3ヶ月毎に繰り返す。ストレスと過労なのか。最初は7~8年前のPM1時ごろの事だ。 「こんにちはお願いします。」 「治療ですか? 今から食事に行きますから、午後にしてください。」 「やっと来たがやぜ、めまいが酷くて動けん。」 座り込む。 「Iさんから昨日聞いて来たがで、2年前から脳梗塞の目眩で仕事もしとらんがやちゃ。」 「そうですか、でも昼ですし・・・ここで待っていてもらえるなら・・」 「おら動けん言うとるがやぜ。もう一回これるわけなかろがい。」 「じゃ、こうしましょう。そこに寝てください。」 ベットまではって行く。・・・ 「では頭にハリをしますからね。痛いですか? ちょっと我慢してね。」 4~5本の針をする。 「イヤ、なんとも無い。」 頭は少し痛がる人もいる。 「じゃあ私は、ちょっと食事をしてきますから、少し待ってて下さいね。」 「行ってこられ、他にどーもならんがやろー。どーせ動けんがやし。・・・・」 1時間ほどたって帰ってくる。患者はベットに寝ている。 「ちょっと動けるよーになった。」 「良かったですね。では頭のハリを取ってもう少し首と背中の治療をしましょう。」 何か言いながら、服を脱いでうつ伏せになる。 「どうですか?ちょっと動いてみましょうか。」 「オッ!!なんとも無い。グルグルせんぜ。わし2年間も仕事もせんと家で寝とったがやぜ。」 それから2~3週間遂に仕事復帰。・・・めでたしめでたし。 私は“めまい”には、随分自信を持っていた。でもこんなに簡単に治った人も少ない。 おかげでいろんな患者を紹介してくれる。ヘルニアは勿論、パニック障害、うつ病、分裂症、癌等々である。 #
by pcsoukoukai2
| 2006-10-12 00:28
| 耳鼻i咽喉科の治療
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Comments(2)
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